☆ラリマーの扉☆
第5章 貴方に捕らえられて
私は京夜から解放された。
幸せになって、元の場所に戻れた。
普通の一軒家、私の家に……
ホッ、とした百合子は
再び眠ることにした────
幸せのスポットライトが
当たった気分。
まだ夜はあけない。
ならばもう少し眠っていても問題ないだろう──…
解放された嬉しさで
百合子は永遠のような眠りについた。
優しそうな天使のような深い顔
その顔は、自由を許された証───…
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どうか
つぎは
幸せに
なれますよう………に。
眠りに堕ちた時
わずかに、かすかにでた声。