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☆ラリマーの扉☆

第5章 貴方に捕らえられて


夕方、百合子は買い物に行っていた。

見つかる可能性もあるが
頑張るしかない。

お金はちょっとだけ京夜から盗った…

愛がないまま、体を貸したのだから
代償はいただかなくちゃ。

それにしても、見つかる可能性が
十分に高いかもしれないのに…

それでも行くのは欲求不満なの?
それとも京夜を求めてるの?

どちらが答えなのだろう………


考えつつ、買い物をする百合子。


京夜がいないかを、見渡しながら
歩かなくちゃ……

その時、横目で

白衣がヒラッと揺れたような気がした。

今目に映ったのは……



バッと見ると、京夜……だった。

後ずさりし、百合子は逃げていった。

気づかれた気もするが
バッ!と逃げていったから大丈夫でしょう。

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