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☆ラリマーの扉☆

第32章 無口な執事に女装を

「結構ユルユルに縛ったんですね」

「えー!?ギュッと縛ったのに!」

無口な執事は剥がれ落ちて
なんだか友達のよう

「ふっ…」
表情で返事をした、秋野

へたくそ。という瞳で見ている。

「ま、まぁいいわ!次こそギュッと縛ってやるわ!」

意気が強い返事をする。

秋野は一瞬おどろいたが…
目を閉じてコクリとうなずいた。

にこりとほほえむその意図がわかんない。

「…どうぞお好きに。ぼくは楽しかったですよ」

そう言い、フリフリのワンピを脱ぐ。

見ている私の前で。

「恥じらいなんてありません」

見られて嬉しいのかなぁ。
Mといってもおかしくはないわ。

「そう」

秋野は執事服に着替えた。

品格のあるスーツにドキリとした。

「では、失礼します…お嬢様」

去っていく後ろ姿にポーッとした。

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