☆ラリマーの扉☆
第5章 貴方に捕らえられて
バカみたいに、鬼ごっこをしていると
車が来た。
私は命を失いたくない!と思い、足を止めた
…。
京夜が、すごい速さで追いかけてくるので
私は、瞬く間に捕らえられてしまった。
ぎゅっと、抱きしめられた。
「おかえり、百合子…ようやく捕まえた」
京夜を煽る意味で始めた鬼ごっこ。
嫌だったんじゃない。
「京夜…」
遊び心と言うのが最も正しいわ…
「ここまで走らせる君は、悪魔だね」
「いじわるしちゃったわ」
ようやく聞こえた京夜の声と肌の感触……
「ふふ…一緒に帰ろうか。というか
百合子…そんなに捕まえてほしかったの?」
百合子はコクンとうなずいた。
「寂しがり屋だね。まぁ大丈夫だよ
ぼくが埋めてあげるよ、その寂しさ」
京夜は百合子を
お姫様だっこをして、京夜の家へと
連れて帰る……
「恥ずかしいよ、お姫様だっこなんて!」
「かわいいからいいだろう?ふふ」
白衣の男に
今夜も愛される。
京夜は覚醒する。
そして、百合子を溺れるくらいに
狂愛をするのだ………
堕ちるくらいに…
大丈夫だよ、百合子──
君を性欲の捌け口とは言わない
美しい鳥かごの中の美しき女王だろう?
ふふ…
今夜も可愛がるね、夢に堕ちるまで愛すからさ…
『貴方に捕らえられて』終
車が来た。
私は命を失いたくない!と思い、足を止めた
…。
京夜が、すごい速さで追いかけてくるので
私は、瞬く間に捕らえられてしまった。
ぎゅっと、抱きしめられた。
「おかえり、百合子…ようやく捕まえた」
京夜を煽る意味で始めた鬼ごっこ。
嫌だったんじゃない。
「京夜…」
遊び心と言うのが最も正しいわ…
「ここまで走らせる君は、悪魔だね」
「いじわるしちゃったわ」
ようやく聞こえた京夜の声と肌の感触……
「ふふ…一緒に帰ろうか。というか
百合子…そんなに捕まえてほしかったの?」
百合子はコクンとうなずいた。
「寂しがり屋だね。まぁ大丈夫だよ
ぼくが埋めてあげるよ、その寂しさ」
京夜は百合子を
お姫様だっこをして、京夜の家へと
連れて帰る……
「恥ずかしいよ、お姫様だっこなんて!」
「かわいいからいいだろう?ふふ」
白衣の男に
今夜も愛される。
京夜は覚醒する。
そして、百合子を溺れるくらいに
狂愛をするのだ………
堕ちるくらいに…
大丈夫だよ、百合子──
君を性欲の捌け口とは言わない
美しい鳥かごの中の美しき女王だろう?
ふふ…
今夜も可愛がるね、夢に堕ちるまで愛すからさ…
『貴方に捕らえられて』終