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☆ラリマーの扉☆

第7章 束縛彼氏→束縛ナシの友人

───とある街で

ハヅキは、ぶらぶらと歩いていた。

「あははっ、そう?」
「えへへ」

歩いていると、笑い声が聞こえた。

目を向けると、3人組の女子だった……

その1人の子は紛れもなく
愛した、さりなだった……

さりなはおれの目を見た。

一瞬だけ見て、ぷいっと去っていった。


はは…嫌だったのか、そんなに。
さりなの気持ちが分かった気がする。

あの時はな……ぁ

「ハヅキ君…」

「おれに身を任せて」

こーんな、関係だったよなぁ

こんなエロスな……ね。

だけど、もう
終わったなおれら。


……さりな、終わったと風のうわさで
伝えられても


おれのなかでは終わってねぇ。

なぁ、さりな
もう一度捕らえてもいい?

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