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「そうだな…ガーランドにでも行ってみようかなって」

ガーランド。

フェールロコノからは東側にある、自然豊かな国だ。

最近はその自然を活かした観光誘致に力をいれていて、映画のロケ地としても有名になってきている。

「あそこの奈落の滝を見てみたくてさ」

あぁ…

「僕も写真で見たことあります」

山の斜面を流れる滝だ。

滝壺までの落差があまりにも遠くて、流れ落ちる途中で霧になってしまう、神秘の滝。

「では…しばらくはそちらへ？」

「ああ。とりあえずは」

それはいつまでなんだろう？

飽きるまで？

次に行く場所が決まるまで…なんだろうか？

「でしたらお手紙を下さい」

「はい？」

ポカンと僕を見るテリオス様に、自分がどれだけ非常識なのかを思い知らされた。

でも！

「住所が分かれば必ず手紙を書きます」

今でも僕を友達だと思ってくれるなら。

この縁をここで絶ち切りたくないんだ！

するとテリオス様は相好を崩して…