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プリンス×プリンセス

第82章 改めて誓う

会場が気になって振り向けば、ディオが壇上にいて――

天使みたいに光輝いていて、綺麗だったよな…

「誓うぞ。お前は?」

「…うん」

そのプラチナブロンドの輝きに見惚れて、ぼんやりと返事をしてしまい…

はっと我に返った!

目の前には少し驚いたような――

でも、愛おしそうに俺を見るディオがいて…

「…って言うしかないだろ…?」

あぁ、もう!

認めるよ!

俺だってお前の傍にいたいんだ!

ただ…この顔の熱が。

早いところ治まってくれないかな!?

呻くしかない俺に、ディオは満足げに呟く。

「成立だ」

その声に見上げれば、光の中でディオが笑っていた。

そして身を屈めながらディオの顔が近付いてきて…

「……んっ…ん…っふ、ぁ……」

誓いにしてはやけに甘くて…

1つになれそうなくらいの深いくちづけを、何度も交わした――

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