
プリンス×プリンセス
第84章 そして…
抜けるくらい青くてきれいな空。
雲1つ無い晴れ渡った空を見上げて、そんな感想をもった。
もしかして…環境かな?
トグル王国では通信が発達しているから、在宅ワークが多い。
そのお陰で交通による環境汚染が少ないと聞いた。
空に向かって両手を広げて、大きく体を伸ばす。
いい天気で、とっても気持ちがいい。
それでこの空を手に入れたのなら、グレイス王女はすごいと思う。
今日はそんな彼女の結婚式だ。
相手は婚約者のユーノスさん。
ユーノスさんが生まれてすぐに婚約をして、24年後に結婚って…
よく途中で嫌にならなかったなって感心する。
結婚して、これからどちらかが亡くなるまで一緒って…どれだけ長い間なんだろう?
想像がつかない。
いずれは僕にもそんな相手が見付かるんだろうか?
「何を見ているの?」
声の主を目で追う。
すると、母上が僕と同じように空を見上げていた。
少しだけ赤みがかった金茶の髪が、さらりと風に揺れる。
雲1つ無い晴れ渡った空を見上げて、そんな感想をもった。
もしかして…環境かな?
トグル王国では通信が発達しているから、在宅ワークが多い。
そのお陰で交通による環境汚染が少ないと聞いた。
空に向かって両手を広げて、大きく体を伸ばす。
いい天気で、とっても気持ちがいい。
それでこの空を手に入れたのなら、グレイス王女はすごいと思う。
今日はそんな彼女の結婚式だ。
相手は婚約者のユーノスさん。
ユーノスさんが生まれてすぐに婚約をして、24年後に結婚って…
よく途中で嫌にならなかったなって感心する。
結婚して、これからどちらかが亡くなるまで一緒って…どれだけ長い間なんだろう?
想像がつかない。
いずれは僕にもそんな相手が見付かるんだろうか?
「何を見ているの?」
声の主を目で追う。
すると、母上が僕と同じように空を見上げていた。
少しだけ赤みがかった金茶の髪が、さらりと風に揺れる。
