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プリンス×プリンセス

第19章 こんなの間違ってる!

「な…何を…?」

情けないことに、問いただす声が震えた。

そのうちに、ディオの手が俺のズボンにかかる。

「大体、予想はつくだろう?」

ホックを外され、ファスナーが下ろされる。

「え…嘘っ!?やめ…っ!!」

ディオの口調と行動に、最悪の予想が頭をよぎる。

まさか…まさか、だろ!?

身動きしようにも、ディオに押さえつけられてるから逃げることが出来ない。

気持ちばっかり焦って、それでも何とか抵抗を繰り返していると、尻の方から下着ごとズボンをずり下ろされた!!

「んあっ!!」

太ももの半ばまで下ろされたせいで、俺の下半身は露になる。

俺のモノは腹にくっつきそうなくらい、上を向いて屹立していた。

「そんなに気持ち良かったか?」

それを見たディオが、笑いながら聞いてくる。

「違…うっ」

あれだけ弄くられたから。

ただの生理現象だ!!

自分に言い聞かせて、ディオを睨み付ける。

するとディオは眉を上げて俺の視線を受け止めた。

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