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プリンス×プリンセス

第19章 こんなの間違ってる!

「んあっ!?」

今まで人の指がそこを触るなんて一度もなくて。

初めての感覚に、思わず声が上がる。

「こういうのも初めてか?」

ディオの指が、穴の周りを弄る。

「やめ…ろっ!!」

振りほどきたいのに、腰を押さえる力が強くて…

それに、ディオから与えられる刺激が…

「…っ!!気持ち、悪い、んだ…よ!!」

息も絶え絶えに悪態を付く。

そうでもしないと、この妙な感覚に飲み込まれそうで。

「そうか?」

そんな俺の虚勢を見抜いているのか、ディオはククッと笑いをこぼすと

「そんな風には見えないが」

その言葉と共に、指を差し入れた!!

「はぅっ!?」

腰から背中を通って、頭まで何かが走り抜けていく。

その刺激に負けて、背中を弓のようにしならせて、床にうずくまった。

な…何?

「後ろを弄られて興奮したか?」

「な…あっ…」

「まだ入り口だぞ?」

腰を抱えられたまま、尻の穴に指を入れられて…

「やめ…んっ!!動かす、な…っ!!」

周りを解すように、抜き差しを繰り返される。

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