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プリンス×プリンセス

第19章 こんなの間違ってる!

「は…あっ…んっ…んぁ…」

ディオの指の抜き差しと同じテンポで声が上がる。

部屋には、無意味な俺の声と、ディオの動きに合わせてぬちぬちと粘着質な水音があふれていた。

「や…だ。あっ!!…っんん…っ」

「力を抜け」

そんな事言われたって!!

指を2本に増やしたのはお前だろうが!?

自分の体内で他人が動き回っている。

それが奇妙で、気持ちが悪くて…

でも

頭の片隅に、理解しがたい感情が芽生えてるのに薄々気付き始めた。

…まさか、だろ!?

必死で感情を圧し殺した。

あり得ない。

そんなのは絶対にあり得ない!!

唇を噛み締めて、声を我慢する間も、ディオの指は動き続けて…

「ひゃぁうん!!」

ディオの指が深く沈められた途端、腰に電流のような刺激が走った!!

目の前がスパークしたみたいにチカチカする。

「ここか」

ディオが同じ場所を攻めてきて

「あっ!あっっ!!あっ!!や…あっ!!」

俺はのけ反りながら快楽を受け入れた。


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