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「は？」

咄嗟に聞き返したけど、ジュークは俺を静かに見るだけで答えない。

わざわざ俺を呼んだ理由。

それって、姉上の体調が問題だったから…じゃなくて。

姉上を来させる訳にいかなかった…？

「どういう意味だ？」

「言葉通りです」

俺が眉をひそめると、ジュークは微笑んで言った。

「あなたでなければ困る、という意味です」

その言葉と微笑みで、より一層胡散臭さが増した。

…何かあるんだな!?

さっきよりも深いため息をつき、無意識に舌打ちをしてしまう。

すると、ディオが肩を震わせて…

何で笑うんだよ!?

睨む俺の視線を受けて、ディオは咳払いをして笑いを止めると

「居る時間は短くするつもりだ。…お前が『姫』でいられるうちに済まさないとな」

言われて、速攻で居住まいを正した。

姉上のように姿勢正しく座り直すと、ジュークまで笑いをこぼす。

くそ…っ!!

分かったよ！ちゃんとやってやる!!