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プリンス×プリンセス

第49章 騙しあい

キサンタンガムに着いて。

俺達は控えの間に通された。

「後程ご挨拶をさせていただきますので、それまでお寛ぎ下さいませ」

案内の従者がいう通り、テーブルにはティーパーティでもするのかってくらい、お菓子やフルーツが用意されている。

従者が下がり、フェールロコノから付いてきた警護の者が部屋の外で待機をして…

部屋の中には、俺とディオと…ジュークの3人になった。

「…何してるんだ?」

ジュークは携帯ラジオのような物のアンテナを伸ばして、部屋の中をうろついていた。

電波の拾える場所でも探しているのか?

…でも、何で今、ラジオを聴く必要があるんだ?

首を傾げる俺には意を用いず、暫くそのままでいて…

「どうやら大丈夫な様です」

ジュークが道具を片付けると、ディオは苦々しく片方の口角を上げた。

「そこまで馬鹿ではないという事か」

「まぁ…見つかった時のリスクを考えれば、無難でしょう」

二人だけで話を進めていくなよ!!

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