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プリンス×プリンセス

第11章 ティアナの思い

あれから。

ディオチェスター王子の正式な婚約者となった事で、王子と共に外交に携わる件が多くなった。

この国のプリンセスになるのだから、それは当たり前の話。

この国に来る前だって、成人してからは公務に当たってきたのだし。

だからそれを受け入れている。

だけど、テリオスは心配で仕方がないみたい。

「姉上、無理してないか?」

「体調が優れなければ、断ったっていいんだからな?」

いつも私を気にかけている。

だけど、甘えてばかりもいられない。

テリオスを安心させるためにも、この国のためにも。

もっと頑張らないと。


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