アイツまで徒歩5分
第4章 雉も鳴かねば射たれまい!
早速陣ヶ岡さんは、デザインの見直しを始めた―――…
仕事をテキパキとこなす陣ヶ岡さんはやっぱりカッコいい…
ハッ!!俺……見とれてた?
くそ…
陣ヶ岡信者になるところだった!!
危ない…危ない――――…
「おい!!最知、お前何やってるんだよ!!
会議資料出来たのか?」
「あ―――――――…
すみません!今やります!!」
先輩の声で、やり残してきた資料作りを思いだし!
俺は、慌てながらオフィスを出た!!
オフィスを出るとき……陣ヶ岡さんの顔をチラッと見ると……
『サンキュー』って唇が動いたように見えた…
「////――――…」
おかしいなぁ…
俺、さっきまで怒ってたよな――――…?
今は、スゴく…嬉しくて…
にやけてしまう……