アイツまで徒歩5分
第4章 雉も鳴かねば射たれまい!
翌日――――…☆
その後の仕事は……何故かスムーズに進み…
キッチンの資料集めも楽しくてしょうがない!!
昨日のキッチンの提案から、興奮と資料集めでほとんど寝ていない!!
くぉ〜!俺は、仕事に集中できる人種だったなんて!!知らなかった!!
陣ヶ岡さんを許した訳じゃないが、無かった事にして意識を切り替えただけで!こんなにスムーズに行くとは!!
しかし、陣ヶ岡さんの手は――――…正直ドキドキする…まだなれないけど…
今は、仕事中だ!!
気にしない!!
「おい、最知――――…その資料…逆さまだぞ?大丈夫か?」
「あっ!!大丈夫です!これは、海外のアイランドキッチンですよ!やっぱり、おしゃれですね!!」
「そうだな、でも…機能は主婦向きじゃない事が多いぞ」
陣ヶ岡さんとオフィスで話ながら資料をコピーし配置していく…
目の前の陣ヶ岡さんは…昨日から優しかったり…意地悪だったりと―――――…
変なのだが…
何かあったらしい―――…
中森さん…と何かあったのかな?
「う゛…イタ」
あ〜…、紙で指切った……
「最知…どうした?紙で指切ったのか?」
「イタタ…はい、舐めとけば治りますよ―――――…」