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アイツまで徒歩5分

第5章 車は、急には止まれない!


俺は、多目の金を払って最知を抱え店を出た…


「ん〜〜〜〜…もっと…飲みたかったっすよ〜〜〜〜」



先輩に抱えられないとろくに歩けないヤツが言うセリフではないだろ〜が!!



「うるせー…帰るぞ!」


フラフラな最知は、何故かニヤニヤしていて不気味だったが――――…



何だか俺も笑えてくる…



「じん…にゃろめさん…タバコくしゃい――――…」


さっきママの店でタバコを吸っていたのを思い出す…


「タバコの臭い…吸わないヤツにはキツいか―――…?」



すると…最知は、離れるどころか…ギュッと俺にしがみつく…




「―――キライだけど…キライじゃにゃいです―――…」




ドキンと…した…



「最知―――――…」



俺は、最知の顔を指で上げ――――…




優しくキスをした――――…





「んっ///…ん――――…」




最知も…
今回は抵抗はしなかった…




「///じんにゃろめサン……もう…一回……」





「“にゃろめ”じゃね〜よ」





何だかな…


今日は、このキスだけて…




大満足だよ――――――…



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