アイツまで徒歩5分
第1章 新たな門出に落とし穴!
「あ!陣ヶ岡さんのランチ俺、取ってきますよ!!
食券!蕎麦ですね?!行ってきます!!」
小泉は、陣ヶ岡さんの食券を受けとると!スキップしながらテーブルを離れた!
「ちょっ!小泉〜〜〜〜…」
……う゛…
二人っきりにするなよ……
「…最知〜危なかったなぁ〜、あのままだと…俺と最知の間に何かあるって悟られ兼ねなかったかもな…」
う゛……陣ヶ岡さん…意地悪な顔になってる!!
「最知…また、保険かけようか?」
う゛……
そう…うっかりの俺も悪いのだが…
こんな調子で…口を滑らせる度に…
陣ヶ岡さんのスマホには…
俺の…マル秘画像が増えていっているのだ…
「今回は…猫耳でキス…ってどうだ?」
「ね…猫耳!?嫌ですよ!!」
こんな調子で…削除どころか…
保険と銘打った恥態が……
蓄積されているに違いない…