アイツまで徒歩5分
第7章 目覚めた所は崖の上!!
「一関…ちゃんと会社行ったかな?
車で通勤とか…超カッコいいよな〜!憧れる〜」
比較的空いている電車に揺られながら…最知は、今朝のデキスギ一関を思い返している…
「―――――…そうか?電車通勤だって、悪くないぞ?」
帰りに飲んで帰れるしな!
「そりゃぁ〜駅地下で新たな発見!とか、歩いて見つけるレトロな物件とか…俺的には、電車の魅力は語り尽くせませんが…
車で…ドライブとか…憧れるんですよ!」
駅地下で発見って…OLかよ…
最知らしいが…
「ドライブね〜…今度の休み行くか?」
「―――……」
ん?反応なしかよ…
最知は、俺をキョトン顔で見ている…
「―――――…何?」
「陣ヶ岡さんって…車持ってるの?
つ〜〜〜〜〜か…免許持ってるの?」
「は?どっちも持ってるよ?―――――え?何その目…」
最知は、驚き引く―――…
「いや…そこ、引くとこじゃね〜だろ?」
「車…持って……たの?ショック…」
何故に…ショック?