アイツまで徒歩5分
第7章 目覚めた所は崖の上!!
「んっ!!んん〜〜〜!?」
視界に…一関が割り込み…
唇に圧を感じる――――…
え?ぅえ??一関に……
キス…されてる?
「んぁ!///一関!?はぁ!」
「―――――…好き…だ…
結羽…が…好きなんだ――…
あんな奴に結羽を…渡したくない…」
苦しそうな声が…俺の耳に入る…
「なっ!何を言って!ぇ?一関―――――!?え?」
そのままシートを倒される!!
え?…車の天井を見る形になる俺は――――…苦しい体制から逃げようと身をお越すが…
シートベルトで体が固定され…動けない!!
「――――――…初めてじゃないなら……俺の気持ちも…受け止めてくれよ…」
え?――――…え?ぇ?
一関の声が……俺の心臓を突き刺す…
“初めて…じゃ…ない”
え…どう言う?事……
身動きが取れない俺の上に運転席から移動してきた一関がのし掛かる…
「――――…ぅ…一関?」
「…我慢してたのに……
結羽が―――…悪いんだよ?」