アイツまで徒歩5分
第7章 目覚めた所は崖の上!!
グポッ――――…っと…
俺の中から…一関が…いなくなると…
俺の痛みは、軽減され――――――――る訳がない!!
痛くて…痛くて――――…悔しくて…悲しくて…惨めで…切なくて…苦しくて…許せなくて―――――…
涙が…助手席のシートに染みていくのが解る…
「――ゆ…「触るな……」
俺は、解放された体をゆっくりお越し……一関を睨んだ…
シートベルトは、外されていた……だが…
腹には、絞められた跡が…残っている…
フラフラと…スーツを正し……俺は、ドアに手をかけた――――――…
「結羽!!」
「―――――…お前なんか…
友達じゃない…………」
俺は、ドアを開け車から降りた―――――――…
「――…ご…メン…」
「…………―――――」
俺は、振り返らず…走った…
体がバラバラになるほど痛い…
腰も…股も…尻も…穴の入り口も…中も―――――…
でも、俺は――――――…走って……走って……
「……う゛ぇ!!」
途中……
夕飯に食べたトンカツを全て吐き出した…