
アイツまで徒歩5分
第7章 目覚めた所は崖の上!!
『―――――結羽を―――…』
デキスギ一関の…震える声に…
俺の足も震えだした―――…
「お前………」
『あんただって!!結羽を抱いたんだろ?!
俺は、違う!!体だけのお前とは――――…
俺は、違う…結羽の全てを―――…抱いた…つもりだったのに…
結羽は―――――……』
俺は、目の前が真っ暗になった…
「一関!!」
『なのに――――…
結羽は、泣きながら――――…痛がって…』
「バカヤロウ!!
―――――――――――アイツは…初めてだ!!お前!!無理やり――――!?」
自分が!こんなに大きな声が出るなんて!!思いもしなかった!!
通行人が俺を驚いた様子で見ていたが!!
関わらないように…俺と距離を取る――――――…
俺は、怒りで…喉が詰まり息苦しくなる!!
