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アイツまで徒歩5分

第8章 自分の事は自分が一番…


その日の仕事は、調整した通りに進めば…余裕だったのだが…



朝…ベッドで宣告した通り…



陣ヶ岡さんと俺は、常に行動を共にしていた……



それによって…



陣ヶ岡さんの仕事が―――…詰まって来ていた…




「陣ヶ岡さん…やっぱり午後は、自分の仕事に専念してください…

中森さんの事務所には、俺一人で大丈夫ですから」




「――――…しかし…「“しかし…”!で、仕事に穴を開けるわけにはいきません!

陣ヶ岡さんを信じて依頼をくれたクライアントに申し訳ないですよ!!

寝具メインのモデルルームデザイン…今日中ですよ?」




午後も、一緒に行動をしたがった陣ヶ岡さんを一喝し、俺は締め切りが今日中の書類を目の前に突きつけた!!



そう…スケジュールはキツキツなのだ…



俺の都合で…陣ヶ岡さんを振り回したくない…



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