アイツまで徒歩5分
第8章 自分の事は自分が一番…
「なるほどね…了解!
ここの壁紙と色を会わせたいって事は、予想ついてたし…大丈夫!
これを含め、何パターンか別色で作ってみるから」
「///ありがとうございます!!…では…それで―――…」
あれ?何かここのロビー暑くないか?
クラクラしてきた―――…かも
「ちょっと……最知君?大丈夫?顔が…真っ赤?」
真っ赤…?あぁ…ここ暑いですからね―――――…
「ん〜〜〜〜…大丈夫ですから」
俺は、中森さんからの伝言をメモして鞄に入れ立ち上がろうとした―――――…
「――――あれ?立てない…」
自分の足に力が入らない……
「ちょっ…すごい熱だよ?」
おでこに手をかざす中森さんが俺を心配そうに覗きこむ――――――…
「そう言えば…朝から熱っぽいって……陣ヶ岡さんが…」
微熱が……本格的な熱となって俺を襲っているのか…
帰らないと…いけないのに…
陣ヶ岡さんが…まってる…のに…
頭が…クラクラする…