アイツまで徒歩5分
第1章 新たな門出に落とし穴!
「――――――…え……」
「和磨(カズマ)〜…ね?いいでしょ?
キスして―――――――…?」
「ん〜〜〜…あぁ…」
チュッ……チュゥ〜〜〜〜…
「――――――――!!」
な……何だ!!
玄関開けたら……
隣の住人が――――――…
別れのキスを……繰り広げてるじゃないか!!
「んっ…バカか、舌入れんな」
「ふふふ…気持ちいいから」
「じゃ、和磨…またね」
「あぁ……」
俺は、勢いよく玄関を出てしまったため…
後戻りも出来ず…二人の熱いキス現場を最後まで見届けてしまった―――――…
しかも!!
舌……絡めまくり?!
目が離せない!動けない!
何故なら――――――…
事もあろうに…
男同士―――…だったから……
しかも……
恐ろしく…
美形な……二人…