アイツまで徒歩5分
第9章 どちらかと言えば……?
「―――――ふっ…ぁ…
まだ…ビクビクしながら…吐き出してる…
俺も最知も――――…めっちゃ気持ちよかったって事だよな…///…
しかも…告白つき…///…
俺たち…両思いじゃん」
俺は、意識が薄れていく中―――――…
陣ヶ岡さんの言っている意味を理解するのに…時間がかかった……
“両思い…”?
俺は、フワフワした状態で……
陣ヶ岡さんに抱きついた…
「///最知……?」
「///――――…
もう…何言ってるか意味がわかりません…
も〜〜〜…体が重いです……
スーツ脱ぎたい……寝たい……ここ…床…硬い…」
「――――…ワガママっ子か、お前は…ったく…」
陣ヶ岡さんの大きな手が俺を抱き締めてくれる―――…
もう……そよ子さんの香りはしない…
安心する――――――…
“最知…好きだよ”
///…
“…俺も―――…”
///………
あれ?眠気……が…?
あれ??…なに?…あれ〜〜〜〜〜〜〜〜…?
え?
俺も……スキ……なの?