アイツまで徒歩5分
第10章 素直になるのが一番難しい
「ったく!!陣ヶ岡さんも、中森さんも、仕事しますよ!!」
俺は、書類を二人に突きつけて先を急かす!!
「元は、ボクちゃん発信なのに…」
「だから…中森、お前が最知を“ボクちゃん”って呼ぶなっつーの!!バケモンに似てくるぞ?」
「―――――…うん!止める!もう、呼ばない!」
ムッ…また、楽しそうじゃないか!!
俺は、最終の打ち合わせを…変な気分で再開させてしまった…
「―――――――っと…これで、キッチン周りの家具の打ち合わせ終わりだな!
中森、納品遅れるなよ?色は納品後…変わるかもしれない覚悟はしておけ?
クライアントは、このデザインが気に入ってるから…
上手くいけは、キッチンとセットで売れていく可能があるからな……楽しみにしておけ」
仕事モードの二人は、サクサクと最後の打ち合わせを進めていく
キッチンメーカーが絶賛してくれた家具だ、今後が楽しみになる!!
「OK!では、後は納品日に―――――――…
はい!お疲れ!いい仕事が出来たよ!和磨、ありがとう」
二人は、仕事の目通しがたち握手を交わした…