アイツまで徒歩5分
第10章 素直になるのが一番難しい
俺は、二人から離れ――――…
ベッドの隣にあった椅子に座った―――――…
「――――…時間はたっぷりある…話し合え…」
「///陣ヶ岡さん……」
最知は、一関がまだ怖いのか…
一関とは…十分に距離を取っている…
「――――――…結羽…」
「――――――…な…に?」
沈黙――――――……
それでも…
俺は、二人を見届ける――――――――…
思いが…つのれば……
いずれは…
こうなる運命だったかもしれない―――…
俺は、昔……
これに似た経験をしている…
後悔しても…
もう―――――――――…
過去には戻れない…
なら…全てを捨てるか―――…
前に進まないと―――――…
結局……生き地獄…