アイツまで徒歩5分
第11章 夢は高く!目標は低く?
俺は、必死に首を横にふった…
「迷惑なんかじゃないです…
俺は…何も出来ないけど…
側にいたい―――――…です」
陣ヶ岡さんと…
俺は、どこまで行けるんだろう…
どこまで一緒にいられるのだろう…
そう、思いながら…陣ヶ岡さんの手をギュッと握りしめる―――――――…
外は、薄暗く……
パーキングエリアに…たくさんあった車は、何処かに行ってしまったのか…
空車が目立っている……
「――――…暗くなってきましたね…
俺たちも帰りましょ?遅くなります」
陣ヶ岡さんは、クスッと笑い…
車にエンジンをかけた……