アイツまで徒歩5分
第11章 夢は高く!目標は低く?
「ぶっちゃけ――――…
陣ヶ岡さんの話を聞いて――…何て言っていいかわからないし…言えない…です…
お姉さんの赤ちゃんの事は事故で……でも―――――…陣ヶ岡さんは責任を感じてて…
でも――――――…また…
恋をしてしまって……」
俺は、整理しようと全てを言葉にして…口から吐き出す――――…
「――――…最知」
「陣ヶ岡さん……俺を好きになって――――――…後悔してますか?
俺…ノーマルだし…陣ヶ岡さんを…男性を好きになったのは初めてだから……
不安ですか?」
俺は、次郎さんのメモを握りしめ……
陣ヶ岡さんに詰め寄る!!
軽自動車の席間は近い―――…
俺と陣ヶ岡さんの距離はすぐに縮まる…
「最知――――…俺は…後悔なんかしてない…
何度も言ってるだろ?“幸せ”だって―――――――…
次郎さんに言われなくても…
俺は…過去も未来も…最知と…共有したいんだ…
こんな気持ちになったの…初めてだから……どうしたらいいか解らないけど―――…
最知は…こんな俺の過去も気持ちも――――――…迷惑か?」