アイツまで徒歩5分
第12章 夜を追いかけ朝になる
「―――――まっ…そう緊張すんな…最知
今日は……話そうぜ……」
「―――…話す…?」
陣ヶ岡さんは、ハンドルを握りながら苦笑いをする…
「―――…なんかさ…姉さんの事とか…次郎さんの事とか…話したら…
ちょっと……な――――…」
あっ――――…変に想像して…緊張してた自分がバカみたいだな…
「―――…ぁ、はい///…」
俺は、少しだけ―――…
ホッとした…
正直な所…
一関の時の事を思い出すと…
まだ、怖い――――――…
それに…陣ヶ岡さんが言うように…
和乃さんと赤ちゃんの件…陣ヶ岡さんと先輩との件…
陣ヶ岡さんの恋愛トラウマの件…
気になるし…まだ、頭の中は整理出来ていない…