アイツまで徒歩5分
第12章 夜を追いかけ朝になる
「旅館についたら、温泉を堪能しようぜ」
「―――――温泉!?」
俺は、普通のビジネスホテルを予想していただけに…
“温泉旅館”と言うフレーズに少しビックリした!
「そ、今回行くところは、温泉と食事が自慢の宿だから!日頃の疲れを癒すのにピッタリだぞ」
お…温泉……と料理が自慢の―――――…宿…
て、テンション上がる!!!
「お?最知、温泉好きか?」
「大好きですよ!!楽しみになってきた〜!」
俺は助手席に深く腰掛けて、陣ヶ岡さんと同じ前方へ視線を固定させる――――…