アイツまで徒歩5分
第12章 夜を追いかけ朝になる
「―――…ここに入っていいんですか?」
最知は、ソワソワしながら俺を見る…
「ど〜ぞ、晩御飯の時間が近いし…早く入らないと…」
俺は、手にしたタオルを最知に渡すと…俺も入ろうかと…上着を脱ぐ……
「あっズルい!俺も入る!」
最知も、服を脱ぎだし…温泉に向かう準備をする…
「最知、いくら部屋の貸し切り温泉だからって…はしゃぐなよ?」
「解ってますよ!子供じゃあるまいし!」
大丈夫かよ――――…
俺と最知は、二人で温泉に入ることにする――――…
よっぽど温泉が好きなのか…
いつもは、恥ずかしがるくせに…
大胆に温泉に向かう最知に…クスッと笑ってしまった…