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第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる


ヘルメットを被り、図面をチェックしながら…橋場先輩の書き込みと照らし合わせる…



訂正箇所の確認――――…


壁の一部を繰り抜く―――…

なんじゃ…この訂正――――…




「スミマセン…ここの穴…橋場は、何をいれると…?」



作業を見ている監督さんに…聞いてみた…




「あ〜…何でも…鳩時計が入るとか言ってたな―――…

海外の……面白いのが入るらしいが…寸法しかこっちには聞かされてなくてな…」



「はぁ…そうですか」



監督さんも…詳しくはわからないらしい…




「―――新人、ここのクライアントは…土壇場の訂正が多くて困る――――…橋場さんが、上手いから成り立ってるが…


他の会社じゃ…奇妙なモデルルームにしかならないぞ?」




お〜…橋場さん…監督さんから信頼があるんだ〜…


スゴいな…




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