アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
「で――――――…三人仲良くランチしましたって?」
仕事が終わり…
いつもの様に陣ヶ岡さんとオカママの店で話をしている…
が――――…今日の出来事を陣ヶ岡さんに話すと…
ちょっと…不機嫌ぎみに俺を見ている――――…
「しかも…橋場さんにご馳走になっちゃって///へへへ、美味しかったですよ!!――――――…って、何か怒ってます?」
陣ヶ岡さんは、眉間にシワを寄せている…
「ボクちゃん…これ、ヤキモチよ!ヤキモチ!」
ママさんが、陣ヶ岡さんにビールを出すとケケケっと不気味に笑う…
「―――…はぁ?ヤキモチって…どこら辺に?」
俺は、ビールを口に運ぶ陣ヶ岡さんを身を乗り出して見つめる――――…