アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
「あ〜…母さんが言ってたなぁ…高校受験の準備とか…って…
中学の時のカテキョって!!最知だったのか?凄い偶然だな!!」
橋場先輩は、俺を見て目を丸くする…
「短い間だったけど…希望の高校に合格出来て!一安心したよ〜!!
公一君!!制服、やっぱり似合うね!」
「///あっ……どうも」
公一君は、少し笑いながらまた、鼻の上をポリポリした…
今日は、職員会議とかなんかで午前授業だったらしく…寄り道してから帰る途中に俺達に出くわしたらしい…
「公一、昼飯まだだろ?一緒にどうだ?」
「え!?いいの?」
橋場先輩がめちゃくちゃお兄ちゃんをしている―――…
なんか、和むなぁ〜…
俺が、一人和んでいると…公一君が俺の腕をつつく
「最知先生…行こう?」
「///あっ…うん!」
俺達は、三人でランチに向かった―――――…