アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
飲めない俺に、チャーシュー丼を出してくれたママさん…
結局、晩御飯をいただいてしまった…
ママさんが作るどんぶりは、量が多いから…陣ヶ岡さんと二人で食べた―――…
ビールのつまみになるって…陣ヶ岡さんは美味しそうに上の具を食べていた…
米も食え!!
お腹もいっぱいになり、ママさんに声をかけて店を出た―――――…
「なぁ、最知って――――…どんな先生だったの?」
歩きながら、陣ヶ岡さんは俺のカテキョ時代を聞き出す…
「ん〜〜〜〜〜…こんな感じでしたよ?
教え子が皆さん優秀で…俺ってば…ラッキーでしたよ」
ハハハっと笑いなから陣ヶ岡さんと並んで歩く家路―――…
すると―――――…フッと…人混みに…
見覚えのある背中を見つける…
「あれ―――――…?」
だが――――…
人混みに紛れてしまう…
見間違い――――…?
だよな…一歩向こうの通りは…
ママさんの裏側の店が立ち並ぶエリア――――――…
公一君――――…の背中かと思ったが…
まさか――――――ね…
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