アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
「それが――――?」
まだ…Sっぽく冷たくいい放つ…
「///…さ…寂しかったから……
不安だったから///…
これ…離したら…また…一人になりそうで―――…
目隠し……嫌だ……」
グスンっグス――――…と…
最知は、俺の反り返りに舌を寄せながら…
鼻をすする―――――…
///なっ…泣いてる!?
しかも、寂しかった!って!
あの一瞬の事を…寂しかったと―――――――!!
俺は、胸がキュー〜〜〜!っと締め付けられ!!
慌てて最知の目隠しを外した!!
「最知!?悪かった!!もう…目隠ししないから!泣くな?な?」
最知は、眩しそうに俺を見て…嬉しそうにする!!
目は…少しだけ充血していて…泣くのを我慢しているようにも見えた!!
「――――…手首も…嫌だ…」
充血した目で…俺を睨み…唇を尖らせる……
大の男が…それをやったら…ドン引きではあるが…
惚れた弱味か…最知は!最知は許される!!
///もう、可愛い!!
「…これも、外すから……
続き…していい?」
「///――――…変態…」