アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
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公一とやらを…アパートまで連れてきて―――――…
最知の部屋で俺とガキとが向かいあい座っている…
肝心の最知は―――――…
「橋場さんに連絡いれるから、先に部屋に入ってて!」
と、鍵を渡し…
最知は駐車場で電話をしはじめた―――――…
俺は、当たり前の様に最知の部屋を開けて中に入ったが…
ガキは…
「―――――…え?あんたも来るの?」
と―――…俺の行動にチクリと釘を打つ…
「何か問題でも?」
「―――――…別に」
ガキんちょと最知を二人にする訳ないだろーが!!
“抱いてください”
“男と寝た事あるんですよね”
と――――…そっち関係豊富なんだろ?的な思い込み…
なんだかカチンと来たのは確か…
向かい合い…沈黙が続くが…
「ガキんちょ……お前…ホモなの?」
「///っ!!―――…」
開口一番のセリフに失敗したか?
だが…あからさまに…動揺してくれて…
その表情から【正解】をもらった気分になる…