アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
都内のブライダル施設は…
華やかで――――…
皆が笑顔になっていた…
「最知、今日はビシッときめててカッコいいぞ」
「///わっ!!陣ヶ岡さん!!いきなり…陣ヶ岡さんだって――――――「キャー陣ヶ岡さん!一緒に写真いいですか?」「陣ヶ岡さん!お酒、お持ちしました〜あっちで一緒に飲みませんか?!」
「―――――…ぁ…」
俺が喋る前に―――…女性陣に…陣ヶ岡さんを連れ去られてしまった――――…
「///ぅ〜…」
入社した時から…陣ヶ岡さんは…人気だったけど…
さすが…結婚式は女性をハンターにするな…
皆…目が必死――――…
「先生…いいのかよ…オッサン…女に囲まれてるぞ」
一人ドリンクを取りに来た俺に話しかけてきたのは…
あの日より少し背が高くなった公一君…