アイツまで徒歩5分
第14章 【最終章】思いでは美化され腐りきる
「///あっ…公一君…
あははは…陣ヶ岡さん、社でも一番の人気者なんだよ?
俺だけ…独占って訳にもいかないだろ?
それに…こんな関係だから…少し離れた場所で信じながら…幸せを感じる…?
って…ん〜…何か変な事言ってるけど…?解るかな?」
公一君は、俺に代わりにドリンクをテーブルから取り…渡してくれた…
「―――…徒歩5分の…恋人の幸せを祈る……ってやつ?」
俺は、自分の言いたかった事を…公一君が理解し…まとめてくれたのが意外だったし!
嬉しくて!!
「うん!それ!そ〜言う感じ!」
と、公一君に笑顔を返し!カンパーイ!と、グラスのドリンクを飲み干した!!
「―――――――!?」
飲み干して――――――…
公一君の顔が一瞬…グニャリと歪んだ…
「…あれ?これ…お酒?」
「え?先生…お酒飲んでたんじゃないの?」
強めのアルコールに…
俺の意識が―――――――…
陣ヶ岡さん……
後…頼みました――――…
【完】――――――…かな?
「!誰だ、最知に酒飲ませたの!!」