
アイツまで徒歩5分
第3章 火の無い所に煙は立たない
中森さんは、カウンターにいるママと笑顔で話をしているが…頭がボーッとして…
よく聞こえない…
そして――――…ジワジワと俺を襲う、生理現象…
「あの〜…ママさん…お手洗い」
「あ、最知君!俺がつれていってあげる―――」
ママが説明する前に…中森さんが俺の手を取り導く―――…
「しゅいません…」
「ふふふ…いえいえ」
手を引かれ…店の奥にあるお手洗いに向かう…
まだ、尿意に余裕があるものの…
お手洗いを目の前にすると急激に催すのは…仕方がないことだ!!
「中森しゃん…ありがとうございます」
俺は、中森さんに頭を下げて便器に向かう―――…が…
捕まれている手を緩められるどころか!ギュッと強く捕まれ!!
足早に個室に引きずり込まれる!
「あっ!え?え?にゃか森さん?」
俺は、あっという間に個室に中森さんと入る形となった!!
