
アイツまで徒歩5分
第3章 火の無い所に煙は立たない
「―――…へ〜あの和磨が…ノーマルにキス…ね…」
さっきまで…爽やか笑顔だった中森さんは、カクテルを飲みながら俺の唇を眺めている…
「―――お…怒ってますよね?」
中森さんは、俺の様子を伺いながらカクテルを飲む様に進める―――――…
すでに、頭がくらくらしている俺は…中森さんに言われるがまま…カクテルを飲み干す…
「ちょっと、アユちゅん!ボクちゃんにそんなに飲ませて大丈夫?
じんちゃんのお気に入りみたいだったし…おいたしちゃダメだからね!」
「やっぱり、和磨のお気に入りなんだ…彼?
ノーマルなのに?
まさか…彼ってノーマルじゃないのかも…」
俺は、出されたカクテルを全て飲んだことにより…クラクラ、フラフラと幸せの絶頂にいた!!
