アイツまで徒歩5分
第23章 【番外編】ガキんちょ物語③
俺――――…
前田 翼
22歳は…
先日……
20歳になりたての年下彼氏が出来ました!
何度か飲み屋で話した事はあった彼…
俺を…高校生だと思っていたらしい…
ま…見た目――――…
未成年の俺…
童顔なのは自負していたが…
22歳にもなって…高校生とは…
だから…ショタ趣味?気味の彼は…20歳の誕生日の日に…
俺を抱けたのか?とか…思う…
だが…可愛いのが好きなのか…
俺を抱きながら「可愛い…可愛い///」を連呼していた…
「///ショタ趣味じゃなくて…可愛いモノ好きなだけだったりして!!」
「はぁ?ツンちゃん何を言ってるの?ビックリするじゃない!」
いや……ママの顔の方がビックリするから…
「ね〜ママ〜…公一君って…
結羽さんが好き……なんだよね?」
甘めのカクテルを作っていたママが手を止め―――…ん〜っと考える…
「チビボクちゃん?
あ〜…あの子の“好き!”アピールは…ちょっと違うわね!!」
ママは、カクテル作りを再開する…
「え?違うの!“好き、好き”って超アピってたじゃん!」
俺は、グラスのカクテルを飲み干し!砕かれた細かい氷を口に入れガリガリかじる!!
「ま〜///あの子、“妄想先走り肩書き刷り込みタイプ”よね〜!」
「はぁ!?何そのタイプ聞いたことない!!」
「私が考えた痛いお子さま分析だから!!知らなくて当然よ!!」
なんだそりゃ…