アイツまで徒歩5分
第3章 火の無い所に煙は立たない
「///陣ヶ岡さん!!」
ドアが開いた瞬間に!俺は目の前の大きな体に抱きついた!!
こ…怖かった!怖かった!!
「――――…か…和磨…何でここに要るんだよ…」
「それは…こっちのセリフなんだが…」
俺は…陣ヶ岡さんに抱きつき…震えるしかなかった……
カッコ悪いが……
俺は、何も出来ないのだ……
「何で…お前が最知にこんな事してんだよ…」
「和磨がノーマルに興味持つわけないだろ?
最知君も、こっちの人間か、確かめてやろ〜と思っただけだよ…。友としてな?」
は?友…として?
「中森さんと…陣ヶ岡さんは……恋人同士じゃないんですか!?」
俺は、中森さんのセリフに…恐る恐る…顔をあげる…
中森さんは、服装をただしながら…俺に微笑む―――…
こ…怖いから!!笑わないで!!
「はぁ?!恋人?俺と中森が?んな訳ないだろ?」
「そ、俺達は友達!ビジネスパートナー!それと、セフレだよ?」
中森さんは、鏡で髪型を直すと手を洗い笑う…
「え――――…セフレ…」
「最知…大丈夫か?」
俺は、目の前が真っ白になる感覚に教われる!!
「///だっ…だって…恋人だったら…悪い事したって……
陣ヶ岡さん……を…悪者にしたくなくて…謝ったのに!!こ…こんな事されるなんて!!」
安堵からか…涙が溢れてくる!!