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アイツまで徒歩5分

第25章 【番外編☆最終章】アイツまで徒歩★分!


現場に到着すると、ヘルメットをかぶり…作業中の部屋の中に入る―――――…



作りたての独特な香りに…目をつぶり深呼吸をする…



「お!新人、お疲れ!!ボスはまだ韓国か?」



知った顔の現場監督に声をかけられ俺は、深々と頭を下げる…



今回の監督は…前回俺が職人さんに生意気な口を利いてしまった時の監督さんで…


恐縮してしまうが…



仲良くしてもらっている――…




「はい…まだ…二日も帰ってきません」




「なんだ、あと二日で帰ってくるのか?!先輩がいたら、伸び伸び仕事出来なくなるな!!ん?新人!!」



監督は、ガハハハ笑いながら俺の手元の土産を見つける!





「おぅ!!今回の差し入れビールか?

仕事終わりのビールが一番上手いからな!!さぁ、あと少し!頑張るか〜〜〜〜!」




「はい!頑張ってください!俺は、俺でチェックさせてもらったら帰りますから!!」



冷たく冷えたビールを休憩所のテーブルに置いて俺は、チェックシートを鞄から取り出した…





ビールには、一応大きめな氷をいれてもらったから…後数時間はキンキンに冷えたビールが楽しめるに違いない…



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