アイツまで徒歩5分
第1章 新たな門出に落とし穴!
「え……そうなの?俺は、古い物件とかリフォームしたりする課を希望したんだけど…」
小泉は、呆れた顔で俺を見る…
出来ることなら変わってやりたいが…
名刺に部所名と名前が印刷されている……
今さら…部所変更は聞き入れてはくれないだろう…
俺の何処を見て…モデルルームインテリアと言う適性を見いだしたのかは疑問だが…
一年間!せめて…この名刺が無くなるまでは…課の変更は認められない
「流石…最知の課は上だ…
俺の所から…3つ上の階だな…」
案内板を指差し小泉が課を指で示す
「サンキュー、小泉」
俺たちは、エレベーターに乗り込み…
互いの降りる階を押す――…
流石に…大手…自社ビルもデカイ!!
ばあちゃん!俺、頑張るからね!!