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ミニスカート

第13章 健康診断

中学生になった。オナニー、精子・・と自分がしているいけないけどやめられない、止められないモノの正体も知ったし、やはりたんぱくはあの白い液体こと精液のせいだということも分かった。

男という生き物は溜まるものだし、朝勃ちという事態だってあるのに何で意地悪く検尿は朝起きて一番の尿でなければならないのだろうと恨めしくも思う。

そこで中1の時には綿密な計画を立てた。
前日にオナニーをしないというのは大きな間違いだった。1日でもオナニーをしないと溜まっちゃってしょうがない。だから朝勃ちなんてしちゃうし、ヘタをするとエッチな夢を見て夢精なんてことにもなりかねない。

そこで昼間のうちにオナニーを済ませてしまうことにした。そうすれば一応欲望は解消されて溜まることはないし、風呂でおちんちんをちゃんと洗っておけば精液も残らないだろう。

ただし、おちんちんを洗うのは慎重にしなければならない。シャワーとかでうっかり刺激するとまた勃っちゃってせっかくの計画が水の泡・・いや、この場合はお湯の泡になってしまう。

オナニーをするのは帰りの会が終わってから部活が始まるまでのちょっとした休み時間にしよう。昼休みも考えたが、朝勃ち対策からするとあまり朝までの時間が長くない方がいい。昼休みでは朝までの時間が長過ぎる。

かといって夜や夕方はダメだ。いくら風呂で流したとしても精液は尿道にも残っているはずだ。それはおしっこと一緒に出るはずだから何回かおしっこに行くような時間でないと。大地は夜はあまりおしっこをしなくて、寝る前に年のためにしておくぐらいだがあまり出ない。

帰りの会が終わると大地はあまり人気のないところのトイレに駆け込んだ。ヘタに人目につくと大便所に入ればウンコウンコとからかわれたりすることになる。男って本当に大変だ。女子はいいなぁと思う。大便所しかないからどっちを出すかは分からないからウンコウンコとからかわれることもないだろう。

体育の時間の女子の体操服姿、走って揺れるおっぱい、授業中の前の席の女子の背中に透けているブラジャー、そんなことを思い描くとおちんちんはすぐにギンギンになった。

「うう~っ、ううっ」

夢中でシコシコすると勢いよく精液が飛び出した。この快感の後に罪悪感がやってくるのだが、今日は虚しさも一緒にやってきた。

一体何をやっているんだと自分が情けなくなる。


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