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ミニスカート

第15章 走れぺニス

が、デカマラス王は満面の笑みを浮かべた。

「なる程、これは考えもつかなかった。こうしておけば本を汚さずに済むな」

デカマラス王はペニスの知恵にえらく感激してこのような本を見る時にはビニールを巻くことにした。

「素晴らしいアイディ~アぞ。これをビニ本と名付けよう」

デカマラス王は御禁制の本のことをビニ本と名付けた。ビニボンというワケの分からない言葉を使えば、御禁制の本のことを話す時にカムフラージュにもなる。

1500年以上も先の遥か未来の世ではこの国でも女性のヌード本が解禁されることとなる。しかし、モザイクという厄介なモノも発明されて、ヤバい部分は見えないようにモザイク修正が施される。

ヤバいところが無修正で拝むことができる御禁制のヌード本は厳重にビニールでくるまれて裏で取引をされて、ビニ本と呼ばれるようになる。

この時にデカマラス王が名付けたビニ本という言葉は遥か未来まで受け継がれていくことになるのだ。

また、男のイチモツの呼び名も特に決まってはいなかったのだが、ペニスの美しいモノに感動したデカマラス王はペニスの名前を取って、キレイなモノに限ってペニスと呼ぶことにした。

時が経つに連れてキレイでも汚くても関係なく男のイチモツのことがペニスと呼ばれるようになっていくのであるが・・

色小姓となったペニスとセンズリウスは末長く幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。

なお、センズリウスとペニスの友情に感動したデカマラス王は、この感動を忘れることなく後世に伝えるために裸で抱き合うふたりの像を建立したのである。
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