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想いが変わるとき

第1章 想いが変わるとき

 放課後、光汰は屋上に来てくれた。


「よ~改めて呼び出しなんか照れるな」


「えと……うん」


「まあいいや。そういや最近、明るいよな。傷も減った気がする」


 光汰は微笑んだ。ドキッと胸が高鳴る。私は、この笑顔が大好きだ。


「光汰のおかげだよ。光汰……きだよ」


「ん? 何? 最後聞こえない」


 光汰は意地悪に言う。


「好きだよって」


「ありがとう。俺も結奈好き。毎日話してるうちにな」


 お互い照れて顔が真っ赤になった。


「嬉しい」


 涙が零れ落ちた。今までのこと不安や辛さ光汰に全部話した。


「大丈夫。これからは俺がいる俺が結奈を守る。大事にするから」


 光汰は私をぎゅっと抱きしめた。


「光汰。離れないから」


「俺も離さないからな」

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